アナログレコードが音楽の記録媒体の中心だった頃、低音部に限らず、あまりステレオ幅を広くすると針跳びしてしまう
ということがありました
最近はデジタルで再生することが多いのでステレオ感を追求する曲が増えてきたのではないでしょうか
それでもまだ、特に低音域はあまり定位を広げない 広げたとしてもモノラルへの互換性があるのが望ましいとされます
低音域は文字通り低周波で構成されておりますから、音の波が緩やかで大きいのが特徴です
このように、音の波が向かう力が互いに打ち消し合う関係の時、音は聴こえなくなってしまいます
これはもちろん中高音域でも起きることですが、音の波が長い低音域では打ち消される時間が長くなり、意図したサウンドが得られないことが多いのです
私は低音をモノラルにすべきだとは全く思いません このことを知っていれば、ステレオとモノラルを自在に取り入れ、意図したサウンドを得ることができるでしょう
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