90年代ヒップホップとかローファイ系、バブル期の肩パッドファッションなど、リバイバルブームとも言える昨今ですが、そんなムード中、私もなんだかしっとりした古めの歌が聴きたいなあと思っていたので、久々にキーススェットを聞いていました
彼の曲といえば、タイトルを読むのも恥ずかしいような甘い恋愛ソングといった感じなのですが、これはLL cool Jとのコラボということもあり、明るい健康的な曲です
90年代もここからサンプラーでビート作りが流行ってきて、だんだん暗い曲調のものが増えてくるのですが、この頃はまだ80年代のシンセサイザー系ポップサウンドで、気分的にもこっちの方が好きです
髪型が今のバーバースタイルっぽくてかっこいいです
2000年ごろになるとこの曲自体の評価は高いままでしたが、ファッションスタイルはかなり時代遅れ感があり、何このヘアースタイルはw、という雰囲気が支配していきます
ジャンル的にはニュージャックスィングというやつで、エグザイルとかマックス松浦あたりの世代がモロに影響を受けていまして、私が00年代にdjでこの辺をプレイするとその年代の人たちに喜ばれました
メロディアスで、早いテンポの音楽なので、ファンも多かったようです
こちらは80年代で、先ほどのニュージャックスィングに比べてオーガニックな雰囲気があります
ソウルミュージックとかAORに属するのでしょうか
さて、ここで現代に戻ってみましょう
初めに紹介したキーススェットの曲もストリートっぽい服装で、セットを組んだり、車に乗ったり、ガールフレンドが登場するので、構成としては同じだと思います
でもなんとなく現代の方が冷たい印象を受けます
ガールフレンドの感情を読み取りにくいですし、男女であまりコミュニケーションをとっているようにも見えません
車は先ほどはメルセデスのオープンだったのに対して、アメ車っぽいクラシックカーです
もちろん出身地などによっても音楽スタイルが違うので一概には比較できませんが色々考えるきっかけには良いでしょう
誇張はあるにせよ、こういうのが今のアメリカで、求められる女性像なのかなあとびっくりします
お金を稼いで、自立する、どころの話ではありません
マフィアの親玉のようです
ここで、古い時代に戻ってみましょう
タイアップのコメディ映画の映像もあってか、とても平和的な雰囲気です
ひたすらバスケットボールをしている男性たちとそれを横目にひたすら歌うShanice
当時もかなりドラッグが蔓延し、ギャングが喧嘩して、ストリートは治安が悪かったはずですが、これだけみるととても爽やかな時代に見えます
今度は現代
LL cool Jだって当時はスーパスターでしたが、彼が惨めな貧乏人に見えるほどの豪華さです
貧乏な黒人はルイヴィトンで強盗しているというのに、アッパークラスになるとこの有様です
何か音楽きこうかと思って画面を見たらこれですから、格差の凄さといったら、我が日本の比ではありません
最後にオーガニックソウル系のビデオを新旧見てみましょう
こういうタイプの曲は新旧問わず大好きです
落ち着いて聴けますし、とてもおしゃれな感じがします
サウンドはどんどんデジタルになっていき、刺青はどんどん増えていき、社会のあり方も変化していきますが、人間の根っこの部分はあんまり変わってないのかもしれません
皆さんはどのように考えますでしょうか
というわけで、今年は色々音楽を聴いていきたいと思っております
関連記事
コメントを残す