誰でも曲が配信できる時代になりました
もちろん、配信収益の公平な分配に関する問題はありますが、今回はその話ではありません
さて、自信作ができたということで、腕試し、配信リリースしようという時に、問題になるのがアートワークです
皆さんはどうやって用意しておりますでしょうか
自分で描く、外注する、写真、最近ではAIを活用するという人もおられるのではないでしょうか
結論から言うと、自由に作って結構、楽曲の雰囲気に合ったもの、あるいは敢えて外したもの、レタリングのみ、などで良いのですが、ここでは大胆に、
初めにアートワークを用意して、それに沿った楽曲を作ってはどうか
という試みを考えてみましょう
ドラマのBGM作成など映像関係の仕事をした人なら、先に映像があって、そこに沿った音楽を作る、という作業をしたことがあるでしょう
そもそも、楽曲を作る際のインスピレーションは、何かしらの情景を想像していることが多いでしょう
全く何も考えないで曲を作ることは、インタビューなどで気取って言ってみることはあるけれど、とても難しい
無心でソフトウエアをいじって出てきた音を適当に並べていこう、という感じで作ったとしても、無心の創作者が操作するソフトウエアから音がどんどん出てくる、というイメージから逃れることはできません(ややこしいですが)
最近はあまり聞かなくなりましたが、ヒップホップには4大要素といって、dj、ブレイクダンス、ラップ、グラフィティというものがあります
音楽をプレイすることと、絵を描くことは密接な関係にあるようです
例えば以下のような絵を見て、あなたはどのように曲を作ってもいいとします
左側に、モクモクと煙みたいのものがあって、真ん中に絵の具で撫で付けたような幾つかの色、右側は紫一色です
一つ一つの要素をそのまま音に置き換えると、左にベースを3層に重ねたトラックを配置し、真ん中のボーカルは左右にゆらめくステレオ処理とハーモニー、右は紫色がラの音程を感じやすいという記事を見かけたので、ラの音をそのまま出してみる
音の位置関係は左が前にきて、右に行くにつれて後ろに聴こえるように配置する
といった感じで、そのままではかなりアブストラクトな感じになりそうですが、ここを出発点として、イメージを膨らませていくこともできるでしょう
あるいはこの絵を見て、真ん中から火に手が上がっていて、煙がモクモクと出て、紫色のラベンダー畑は焼かれてしまった、、、
というような、戦乱や反戦をテーマにした歌を作っても良いでしょう
こうった、先に具体的なイメージありきの創作方法は、ゲームとしても面白いですし、なかなか音楽が出てこないなあという、スランプ脱出にも効果的です
普段から、気になった風景を写真に収めたり、なんとなく絵を描いてみたり、美術、工芸品に触れてみるのはとてもいいことだと思います
今回の文章の最初に戻って、曲はできているので、あとはアートワークをどうしよう、というときも、曲のパーツ、配置、音程と色の関係、歌詞のストーリーなど、厳密に当てはめなくても、参考にはできるでしょう
よかったら是非試してみてください
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