アブストラクトでストレス解消

ストレスはなぜ溜まるのでしょうか

色々ありますが、一つ大きな原因として、思い通りにならない、ということがあります

組織人であれば、上司にやりたくないことをやらされたり、部下が言うことを聞いてくれなかったり、、

そして、毎日毎日、パソコンの前に座って、あるいは立って、作曲しているあなた

少しでもキャッチーに、なおかつ低俗にならないよう、作曲、編曲

おしゃれなコード、感情を揺さぶるメロディー、垢抜けたスタイル

ミキシング、倍音やら、位相やら、イコライジングでカットするだの、なんだの、、

ああ、疲れた!

筆者アトリエにて

いやいや、疲れたなどとはいっていられない。ライバルの数は山のようですし、寝る間も惜しんで、昼寝して、昨日より今日、今日より明日と技を磨き、それを何年も、何十年も続けていって、ようやくプロで生活できるようになる、、、

ああ、疲れた!

肩こりがひどい!もっとお金が欲しい!運動しなくちゃ!あの曲を聴かなくちゃ!ギターの練習、djも練習したいが時間がない、あの本も読み途中でほっぽり出してある!サンプルキット、エフェクターのチェック、コメントに返信して、またコンテストだ!今日の夜ご飯はどうしたら良いのか、、、

そこでパーっと、遊んで気晴らし。旅行だとか、マリファナとか、喧嘩にナンパだとか、、

でもどうも虚しい。ダメですね。音楽以外にアドレナリンが出なくなってしまっている、そこのあなた!

音楽の疲れは、音楽で解消するしかない、というあなた

たまには思いっきりアブストラクトな、訳のわからない、でもなんかかっこいい。そんな音楽でも作ってみてはいかがでしょうか

やりたい放題にやってみよう

上記の写真、波形はキャベツの千切りのように切り刻まれております

一体こんなことをする必要があるのか、、いや、ないでしょう

そして写真下段の赤いエンベロープの線。これはbpmです

こんなにいじってしまって、誰もリズムなんて取れませんな!

Aphex twinだってここまでやらないでしょうが、皆さん、よく思い出してください

初めてパソコンソフトを買った時、これでなんでもできるんだ!と目を輝かせて、色々実験しようと目論んでいたはずです

曲の途中でテンポがどんどん変わったら面白いだろうなあ、とか、ソウルとか、ありがちなサンプリングソースじゃない、ビジュアル系とかの音楽をサンプリングしてみたいなあ、とか

ところがいつの間にか、いや、一生懸命やればやるほど、やれ周波数が、だの、マスタリングテクニック、だの、おしゃれなコード進行、形式、流行りのジャンル、、

自由を取り戻すのです

自由の意味を履き違えていると非難されようと、お構いなしに、あなたの中の素晴らしい創造性を解放する時です!

もちろん、ストレス発散したら、また、厳しい節制と、練習の日々であります

ところで、この細い千切りのようなサンプリングカット、ずいぶん手間がかかっているように見えますが、実はとても簡単です

abletonの特性を活かす

abletonだけで通用するのかもしれないですけども、上の写真のように、サンプリングファイルを並べます

下段サンプルの編集ウインドウ、Warpボタンを切っておきます。

この状態でBPM120から、80にしてみると、、、

Warpモードをオフにするのがポイント

このようにサンプルの間に隙間ができます。Warpモードをオフにするとサンプルが伸び縮みしないので、BPMの変化に連動せず、こうなります

そしてもう一つトラックを作って、そこにサンプルファイルをおきます

そこにエイヤっ、と隙間のあるサンプルをぶち込む!

思い切っていきましょう

これを繰り返すと、どんどん細かくすることができます

簡単でしょう?これを応用して、BPMを変化させるエンベロープを描くと、EDMのドロップのような面白い効果も作ることができます

Warpモードはオフです

一番下のマスタートラック(Main track)のパラメーター表示をSong tempoに切り替えます

そうすると赤い線が表示されるので、これでテンポ、bpmの変化を書き込むことができます。変動幅は60〜200がデフォルトですが今回は20〜200に設定します

最大で20〜999まで設定できる

テンポを変化させたい範囲を選択し、赤い線の上にカーソルを合わせて右クリックすると、エンベロープのカーブを選ぶウインドウが開くので、そこから一番初めにあるやつを選びます

なめらかな曲線

サンプルの後半部分に隙間ができましたね。どんな音になったのでしょうか

このようにダダダだ、だ、だ、だ、だ、、、だ、、みたいな感じになります

これをサビの前とか、イントロに使うとグッと惹きつけることができます

ずっと4/4拍子で進行していると平坦になりがちなので、こういうアクセントを入れてやると良いでしょう

結局、作曲テクニックの話になってしまいましたが、アブストラクトで遊んでいた中で、こういうやり方を発見することもあります

きっとこのやり方も、ネット上で調べれば出てくると思うのですが、調べれば出てくる、という考え方には弱点があります

調べたい、とまず思わなくてはいけません。そしてキーワードが思い浮かばないといけません

張り詰めた気分の時には視野も狭くなっており、なかなかそういった気分にはなりにくいので、パッと、ストレスを解消して、ああ、そういえばこんなのよく聴くフレーズだけど、どうやるのかな、というように、精神をうまくコントロールできるようになりましょう

今回は、ストレス解消の一環として、アブストラクトの作曲から、さらに作曲テクニックの気付きを得る、といったお話でした。

パソコンで作曲すると、机に座りっぱなしになり、体も心も弱りがちですから、その辺りを改善する健康法なども、今後ご紹介していく予定ですので、今後ともよろしくお願いいたします

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