ALBUMの作り方1〜まずはストックから選曲しよう

今回から連載企画となります

アルバムを作ってみましょう

最近は、CDから配信へといった発表形式の変化などの影響もあり、アルバム制作自体の必要性が減っているかもしれませんが、シングルの製作と違った面白さ、やりがいがありますので、おすすめです

自分の音楽性、作家性をより深く表現できますし、自分とは何者で、どこへ向かうのか、といった、やや哲学的な意味を考え、発見することでしょう

ぜひチャレンジしてみてください

さて、アルバムを作りたいと思っている皆さんの中には、やる気はあるけどどうしたら良いか分からず、手をこまねいておられる方もいらっしゃるでしょう

そこで今回は実際に、私が作っていくのを記録していきます

それを参考にしてみてください

まず、以下の流れをノートみたいなもの、チラシの裏でもいいですから、書き写してください

直近から遡って、ストック曲の中から15曲程度選ぶ

それらをファイルに書き出し、フォルダにまとめ、仮タイトルの名前をつけておく

ストック曲から3〜5曲ぐらい選び、同時進行的にミックス、編曲の修正を重ねる

質感やムードに統一感が出てきたら、違う曲をまた3〜5曲選んで、同じことをする

全てのストックを潰したら、それぞれの3〜5曲のクラスターを比較して、またそれぞれ違和感がないように調整する

曲順を決定し、すべてのトラックに同じエフェクトを薄くかける(マスタリング)

発表するプラットフォームを決め、広告戦略をセットで考えてから、発表する

発表後、ライブイベントを打つ

以上が計画になります

まずは計画を書いておくと、見通しが良くなります

余計なストレスを感じないためにも、ぜひ計画を書いておきましょう

というわけで、早速ストック曲からみていきましょう

15曲選び、仮タイトルをつけて、ファイルにまとめておく

これで、完成のイメージがグッと現実的になります

パッとみたら、もう完成していると思っちゃいますね

このイメージの具現化が大事です

もし、ストック曲が足りないという方は、まだアルバムを作るには準備不足かもしれません

というのも、アルバム作りというのは、卒業アルバム、とかいったりするのと同じで、今までの総決算、アーカイブであるからです

アルバムを作るぞ!といって、1曲目から新曲を作っているようでは途方もない道筋に感じてしまい、途中で挫けてしまいやすいです

今までの曲が足りない方は、まずは1日1曲、1時間か2時間くらい作る習慣を半年くらい続けてみましょう

あくまで習慣をつけるのが目的ですので、その1曲はできる限りのもので大丈夫ですし、全く何も思い浮かばなくても、とりあえず作曲ソフトと睨めっこしながらパソコンに向かっていればオーケー

半年もすれば、それなりに色々技術も上達しているはずですから、そこからは頻度を減らして、1週間に1曲くらい完成させるペースで、また毎日パソコンに向かい、(休日はあっても良い)しっかりしたものを作って貯めていきましょう

それをまた半年くらいやれば、2、30曲くらい、まずまず一生懸命作った曲が貯まるはずですから、その中から選びましょう

アルバム作りに3年くらいかけるアーティストは珍しくありませんから、最初は遠回りに感じても、1年ぐらいでできれば、悪くないスピードだと思います

ダラダラと曲を溜めてしまうと、曲ごとに技術やムードが大きく違ってしまうので、ストックする期間は半年くらいでスパッと区切った方がやりやすいです

ここでちょっと注意したいことですが、毎日作ること自体が目的になってる人をしばしば見かけます。有名なプロでもそういう人がいますが、区切りも曖昧でずるずるやるのはあまりお勧めしません

それから得るものはあるでしょうが、失われた時間に見合っているのかは疑問です。段々と風景の写真ばっかりSNSに上げるようになったりして、老け込んでしまいます

まあそれは冗談ですが、ささっと片付けて、休息して遊びにでも行って英気を養ってからまた次を考えたほうが、健康的でしょう

次回は選んだ曲を早速いじっていきましょう

今日選んだ曲を聴いてみて、完成のイメージを膨らませてくださいね

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