ALBUMの作り方その10〜凸凹をつける

皆さん、アンビエントというとふあーっとしているイメージですか

それはいわゆるドローンというスタイルです

瞑想系動画とかでよくあるやつですね。ずーっとおんなじような音が伸び伸びになって途切れずに1時間ぐらい鳴る

それもいいのですが、今回はちょっと違う感じを目指してみます

よく煮込んだカレーの鍋を覗くが如く、ぼこぼこと泡がったてくるような質感

音自体は小さめに設定して、それらの音量が上下することで、ステレオフィールドいっぱいに現れては、消えるような感じ

必ずしも丸い形でなくても、古い木のように、深い皺(しわ)、シワシワした表面、凸凹してますね

そういう感じです

空間を広く使ってミックスしろ、ってよく言われます

広がり感、上下左右に、奥行きを目一杯満たすようにしろと

それでやってみるけど、なんかどんどん音がダサくなる。おかしい。と感じたことはありませんか

対象となる音に直接ステレオを広げるエフェクターをかけたり、リバーブ直掛けしたり、ドライヴ系エフェクトで周波数域を広げたり

シンセサイザーの音ならまだ平気かもしれませんが、ピアノみたいな既に完成されたかっこいい音の楽器だと、エフェクターで加工すればするほど、のペーっとして、ダサくなります

対象となる音はあくまでタイトにして、その背後や周りに空間を感じるように気をつけましょう

相対的に考えるといいでしょう。ポツンと水滴が落ちる音、小さいやつです。落ちた瞬間、ブワッと大きな反響音が鳴る

こうすればものすごく大きな空間を感じます

そう考えると、とりあえずリバーブやディレイはセンドリターンで広く薄くかけておき、対象音はコンプやフィルター、モノラル化などでタイトに絞っていいはずです

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