やりすぎ
よくあります
過ぎたるはなんとやら
ただし、やらずに安全圏でウロウロするばかりでは、いい音楽にたどり着けないかもしれない。どうなるかな、と思って色々試してみるのは大事だと思います
その結果、どうもやり過ぎちまったなとか、聴きにくくなったみたいなことになります
ミキシングの終盤ではそういったものを減らしていく、いわゆる引き算の場面が多く登場します
よくアーティストのインタビューなんかで、引き算が大変だった、などと聞いたことはありませんか?
展開のつけ過ぎ、効果音モリモリ、音色キツ過ぎ、など、やっているときは気にならなかったものを確認すべく、スピーカーを変えたりして冷静になって聴き直し、違和感をメモしましょう。これは前回の記事でも書きましたね
リカバーするためにさらにエフェクターを足す!これはいけません。あなたの曲とパソコンの挙動はみるみる重くなり、ぐったりするような重苦しい曲になりかねません
ダイエットの時なのです
プラグインの入れ過ぎ、ということもよくあり、今回はいくつかの場面で、プラグインを消した方がいい結果になることがありました
この原因探しがまた大変なんだ。どうやって作ったかなんて、ほとんど覚えていないわけです
せっかく買ったということで、どんどん使いたくなるのは仕方ありませんし、使い方を覚えるために色々試すべきですが、最終段階では、もったいつけずにいらないものはバシバシ消してしまいましょう
あなたはどうですか?コンプを8個並べて使っていたりしませんか?
基本、1トラック1コンプ、1イコライザーで十分。あとは音色作り、音あそび系のエフェクターをちょろちょろ入れるぐらいにしましょう
空間系のエフェクトは個別にかけると空間が混乱するので、できるだけリターントラックに整頓して、同じ空間をそれぞれのトラックに使うようにしましょう
トラック数が減らせないか、もう一度検討するのもいいでしょう。ちょっとでも違う音なら分けた方がいいと、無駄なトラックを増やしていることもあります
今回はアンビエント曲ということもあり、せいぜい4トラックぐらいだったので減らすことはなく、逆に音を削った隙間が寂しい感じだったので、1トラック足すこともありました
その辺りはもちろん、引き算だからといえども柔軟に対応してみましょう
体重と同じで、痩せ過ぎていても、太っていても調整が必要。健康な(?)音楽を作っていこうではありませんか
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