ALBUMの作り方その13〜音作りのエフェクトはギターから

パソコンで作曲していると、やれコンプだ、EQだとプラグインを考えがち

でもコンプとかって音作りというよりは、調整、いわゆるミキシングのプラグイン

音作り、かっこいい音色、いいやつ、そういうのはやっぱりギター系のエフェクターが王様でしょう

攻めのエフェクト、足し算の美学、ギタリストのエフェクトラックには、所狭しとエフェクターがひしめき合って、素人にはさっぱりわからないような地味な音色変化も見逃しません

前回の記事ではやり過ぎ注意、オーバーミキシングに関して書きましたが、今回の音作りに関しては全くの逆、5つも6つもエフェクターを連結し、プリアンプがどうしたとか、順番を組み替えてみたり、やりまくって大丈夫です

まあ、それでもやり過ぎると、ただの騒音になってしまうのでご注意ください

私もエフェクターの展示会に遊びに行ったりして色々みているうちに、空間係のエフェクト、リバーブやディレイより歪み系のエフェクトに興味が出てきました

Over Drive、ディストーション、ファズなどです。中でもファズの音の振れ幅の広さがいいなと思っています

めっちゃ大雑把に言うと、Over Driveはバリバリ!ディストーションはギュイーン、ファズはギャー!と言う感じですが、ファズのつまみをソフトに調節してもうちょっとフサフサした音にするのが気にっています

ファズは毛羽立つと言う意味らしい。だから弱めに使うと鳥の羽がフサフサしたような暖かい音にもできるというわけです

プリセットをそのまま使おうとすると、どうしてもキツイ音だったりして今までは敬遠していたのですが、少しずつ分かってきてつまみを色々動かして、いい音に出会った瞬間の喜びはかなり気持ちいいものです

とにかくつまみを色々調整して気持ちいい音を探して、その感覚を覚えて他のエフェクターを使ってみると、また一段上手になっているはずです

さてやるぞ、となったら、まず初めにどんな音が欲しいのか、大まかでいいのでイメージしておきましょう

プロの演奏を聴いたりして、これだ!という音を覚えておいてもいいでしょうし、もちろん自分でよく考えて決めてもいい。よくわからない時は第三者に、この曲に合う音色ってどんなのかな、とかきいてみるのもいいでしょう。

人それぞれだから、好きな音にしなよ、みたいなことでは心細い。好きな音じゃなくて、必要な音、これこそ我々の音楽です

大衆に迎合しろ、と言う意味ではありません

ドラムとベースとシンセ、合わなくってもそれぞれの音色が好きなヤツだからいいや、と思って曲を作ってもダサくなったら嫌じゃないですか、というか、そんな状態はストレスで2秒と我慢できません

例えば、合う、合わない、と言うのには、ヴィンテージサウンドでまとめる、都会的な夜を演出したい、そのためにはこの音の方がベターだよね、みたいに論理的な理由もあり、その中で、俺この音の方が好きだな、とかがあるわけです

だから、合わない音を使うのにも、理屈があります。わざと合わせないことによって何を表現したいのか、どのくらい合わせないのか、どんな音がベストなのか、という選択はしないといけない

感覚的にやる、と言う言葉に騙されてはいけない。感覚的やっていると思っていても、脳はフル回転で考えています。その無意識を意識できるように、いちいちノートに書き出したり、動画を撮って見返してみたりと手順を確認、訓練することで、理解が深まり、よりスムーズにできるようになります

そういったことを認識して、やること、あえてやらないことを決め、とうとう完成した作品が、自分が好きな感じのやつになってるのはいいこと。それはあなたの作家性と呼べるものですから

その後の評価は自分以外の人たちがすることですから、どうしようもありません。悪く言われたとしても、改善点として納得いくもの以外は気にしなくていいし、喜ばれたら、おべっか以外は素直に賞賛を受け取りましょう

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