ALBUMの作り方その17〜重低音の出し方 ペラペラな曲は風に消えゆく

みんな大好き、重低音

ブンブンと迫力のある重低音は特にクラブ系の音楽で重要です

上手くミックスできた!と思っても、クラブの大きなスピーカーで聴いてみたらどうも音が軽くて思っていたのと違う、、、そんなことはよくあります

車のスピーカーとか、ヘッドホン、なんでもいいですけど、いろんなスピーカーでまずは聴いてみましょう

作曲のシステムとしては、まずスピーカーがきちんと低音が出ている機種か確認しましょう

重低音とは40Hzくらいの音で、キックが100から50くらいなので、それよりもっと下の音です。もちろんキックそのものの、40くらいの周波数もある程度大きく出ていないと軽く感じるでしょう

小型スピーカだと、60Hzくらいまでのものだったりするので、それではやはり心細い。一応聴こえるものの、あまり期待できません

逆に低音が大きすぎる時も、判断できないわけで、ことによるとそっちの方が問題です

意図せぬノイズが入ってリズムがおかしくなっているかもしれませんし、重低音が大きすぎるとキックがモコモコしてリズムの歯切れがなくなってしまいます

というわけで、なるべくなら大きなスピーカー、もしくはサブウーファーを用意しておくといいでしょう

特にサブウーファーなら、低音だけ分離して聴いたり、音量の調節もできます。切り替えスイッチがついていれば、中高音をいじりたい時はサブを切っておき、低音、総合バランスの調整ではオンにする。といったこともできます

最悪ヘッドホンやイヤホンでも聴き取れるでしょうが、耳に良くないので、あくまで時限措置みたいなもので、メインでは使わないようにしましょう

小型タイプだが40Hzまで出るタイプ

環境が整ったら、早速イコライザーで低音をブーストしてみましょう

イコライザーには帯域を選んで、そこを上げ下げするような機能があるものがほとんどです

どの帯域を選ぶかはもちろん耳で判断して、かっこよく聴こえるところですが、曲のキーに合った周波数も考慮しておくと判断の基準になるので便利です

キーがfだったら、f0の周波数を調べてみて

F02943.653

大体43Hz位を調節してみることから始めるとわかりやすいです

あとは上ネタの演奏と合わせた音階の部分、和音、倍音、とか色々やってみると、いい感じの調節ができるでしょう

1バンドイコライザー

最近よく使っているのは低音特化型の1バンドイコライザー。シンプルで使いやすいので気に入っています

低音を選んでブーストし、全体音量を下げるだけの大雑把な作りですがかなり激しく効く割に音がおかしくなったりしにくい。素晴らしいと思います

あとは普通のイコライザーも使います

4バンドイコライザー

こっちの方は多機能で、もっと細かく色々いじることができます。最近はグラフィックイコライザー系はあまり使わず、こういうツマミしかないやつがお気に入りです。理由は特にないですが、いじっても音が変になりにくいというか、、余計なことをしなくて済む感じでしょうか

どのぐらいがちょうどいいのか、好きな曲を聴いて感覚を養っておきましょう。メータなんかで分析するのもいいでしょう。気持ちいい低音を作ってぜひ曲をレベルアップさせてみてください

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