Albumの作り方その2〜選んだ曲をクラスター化しよう

さて、曲選びをしたら時間のある時に、一通り聴いてみましょう

そうしていると、あ、これはイントロっぽいな、とか、これで感動のフィナーレだ、、みたいなイメージが膨らんできます

そういうイメージに沿って、全体の大まかなプロットを、またノートか何かに書き込んでいきます

早速ミキシングに移るのかと思いきや、ですが、まだ慌てる時間じゃありませんから、落ち着いて準備をしましょう

曲を改めて聴いてみると、同じコードのネタを使っている2曲がありました

このままでは、あれ、これさっき聴いたような気がするぞ、となってしまうので、まずはその2曲をピックアップ、さらにもう1曲ムードが近いものを合わせて、3曲でクラスターにします

選び方に決まりはありません。なんとなく気になったもの、違和感、直感で決めるのもいいでしょう

さあ、この3曲を順番に、編曲とミキシング、追い込みを行なっていきます

何度も順番にぐるぐるイジって、それぞれの曲のクオリティーが競争するようにします

まずはこのsukio3(skio3という曲もあり、紛らわしいが)をイジっていきます

元々はリミックスコンテストのために作った、ボーカルものの楽曲でしたが、自分の作品となると、ボーカルの代わりになるような展開が必要です

それと、最初の課題であるコードかぶりの解消この2点が大きな目的で、後はほどほどにして、2曲目をいじっていく予定です

中盤でコーラス用に使ったサンプル素材をイントロにも使って、サビのブロックにする、とか、ドラムの導入前にもっと大きなブリッジを入れる、などいくつかの案が出てきます

歌でも歌ってみようかな、と思って、ノートをめくってみました。試しに歌ってみましたが、ちょっと合わなかったので、まずは簡単なギターを弾いて録音することにしました

下手くそでいいので何か弾いてみたり、歌ってみるのは編集にとって大きな手がかりを与えてくれます

最終形態で、その素材が使われなくてもいいのです

流れが掴みやすくなるというか、、ヒントになる点が増えるんですね

それをベースにして、周りをイジって線を引いていく感覚です

ギターを入れるとポイントとなるブロックができる

だんだんエンジンがかかってきました。ギターの音色やらドラムやの質感やらとやっているうちに、コードの件を思い出したので、思い切って上ネタのパート全体に何か思い切ったエフェクターをかけてみましょう

コードのトラックとギターのトラックをグループ化して、グループと書かれたトラックにエフェクトをかけると全体に効かせることができます

まとめがけはCPU負荷も軽減できる
plugin alliance SILO

グラニュレーター系のエフェクト。音をミキサーで混ぜたようになるエフェクターですがこれをかけるとギターなどの展開は残しながら、全く違ったコード、というか音の塊、練り込んだホットケーキの生地みたいになります

せっかく色々いじったのが、台無し。とも言えますが、これはこれでダークでかっこいい感じになりました

なにしろギターを入れたので、ちょっと音数、レイヤーが多い感じもしていました。でもこれで、ビニールパックに詰め込むごとく、ひとまとまり感がでて、聴いているストレスが減ったように感じます

人間は一度にあんまりたくさんの音がなるとストレスになります。グルーピングしてまとめてエフェクトをかける、整理整頓など、まとめてみると、聴きやすくなるでしょう

そんなこんなで、お腹が空いてきたので、今日はここまで。ひとまず書き出して夜にでもじっくり聴いてみて、気になった点をノートに書いておきましょう

明日は、この曲の続きではなく、次の曲、hb1689に取り掛かります

こうやって、少しずずつクラスターの曲たちを前進させていきますよー

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