ALBUMの作り方その21〜細かい部分が気になる病

アルバム制作に限らず、作曲、特にミキシングを我々のような専業のエンジニアではないミュージシャンが行うとき、いや、専業とか関係ないのかもしれませんが、、、細い部分が気になってドツボにハマることってありませんか

大体これでイメージ通り、だがちょっとここのキックが小さいかな、、みたいな些細なことが始まりです

それでキックのボリュームを上げてみた。あれ、なんかあまり変わらない、っていうかどちらかというと、キック小さくなってる気がするな、、

黄色信号です

ボリュームじゃないのかな、プラグインのコンプがいけないのか?いや、重低音が出てないぞ、、

赤信号

コンプを変えたら質感が合わないなあ、まずいぞ、元の設定に一度戻そう。よし、戻したぞ。、、あれ、元の設定ってこんな音だっけ?

後ろから警察がやってきて

だめだ、そもそも曲がいけない。コード選びからやり直さないと!

逮捕です。網走刑務所か府中刑務所を選べ

と、いうわけです

ドラムだけでも100以上のパラメータがある

どうしてこんなことになってしまうんでしょうか。しかも何度も

まず、原因の特定がうまくいってないですね

本来なら、元の作曲プロジェクトのファイルは残しておいて、コピーしたプロジェクトで色々試して原因追求した方がいいでしょう

もう一つのやり方としては、もうファイルをパラデータとして書き出しちゃって、エフェクターどれだっけみたいなことを、できないようにしちゃうとか

でもどっちもめんどくさいですよね。特に一回書き出すと音も変わっちゃうし、自由度もかなり制限されるし

まあ、部分的に書き出してみるとか、一つのエフェクターをコピーしておいて、コピーの方でいじってダメなら消すとか

そんな感じが現実的な案でしょうか

作曲序盤ならともかく、ある程度これで行こう、となっている出来上がった曲をいじるわけですから、どんどんいじり進めていって、行方不明にならないように気をつけましょう

進みすぎてから慌てて戻るから、あれ、元の音こんなだっけ?みたいになる。耳が違う音に馴染みすぎちゃって忘れてるんですね

とりあえずその曲は中断して、他の曲に取り組んでみるのもいいでしょう

他の曲で見つけたやり方が、ヒントになるかもしれません

勘違いされるといけないので強調しますが、ちょっと息詰まる度に、気分転換ばかりしていたら怠け者になってしまいます

毎日決まった時間の作業はしていきましょう。動きは止めすぎず、流れをキープしながら、あの手、この手を試していきましょう

関連記事


投稿日

カテゴリー:

,

投稿者:

コメント

“ALBUMの作り方その21〜細かい部分が気になる病” への1件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です