ALBUMの作り方その22〜サブウーファーの副作用とバランスの良いミックス

このブログ、そして動画でも何度かサブウーファーの重要性について語り、買え買え言ってきました

じゃあそんなにいいのかと。買えば何でもかんでもハッピーなのかというと、違います

何事も限度があり、弱点、欠点はあるものです

前回の記事で、細かい部分が気になる病について書きました

これの原因が今回はサブウーファーだったのです

サブウーファーで低音を強化しながらずーっと作業していたため、耳のバランスがおかしくなっていました

それで、違うスピーカシステムで聴いた時に、印象が遠すぎて、混乱してしまったというわけです

ちょっと作業場のサブを音量大きめに設定してるのもありますが、、

そこで、作業中はサブを切って、要所要所で確認する程度にしてミックスしてみたところ、うまくいきました

一安心して、次の曲に取り掛かります

今度は4〜8khzあたりが弱いことがわかりました

でも、耳で聴いた感じではよくわからない

別にこれでかっこいいじゃないかと思っていました

けど、直してみたら思いがけないハーモニーが出てきて、結局もっと良くなったと感じるようになりました

初めは高域が全て弱い状態
まずは最高音域を修正
次に中高域を埋める
画面左下のErosionを埋めたい部分の周波数にセットし、倍音強化系、ドライブ系のエフェクターで馴染ませる

アナライザーで周波数を確認しないとわからなかったわけで、やはり、ミックスは目と耳を両方活用しないといけない、もっというと振動を感じる触覚も必要であると再確認した次第です

アナライザーを頼りにざっくり音響のバランスを調整し、最終判断は耳で聴いてみる

普通逆のような気もしますね。耳で聴いて、細かい部分はアナライザーで追い込む、みたいな

今回はアナライザーでこのぐらいかなというところまで音を大きくして、もちろん耳でも聴きながら、大丈夫だよな、と感じるところまで調整しましたが、他のスピーカーで聴くと、アラが出てきました

何だか音が詰まり過ぎていて混沌としていた。それで元のスピーカーで聴き返すと、ははあ、確かにおかしい部分があるぞ、というのが明確になりました

そんな工程を経て、きちんと問題点を把握でき、適切な処理ができました。遠回りのようですが、前回あれこれと悩んだのとくらべると、よっぽどスムーズな作業でした

別に欠落してる周波数の音域があってもかっこよければいいのですが、とりあえず埋めてみるか、と言う感じで全音域をそれなりに出してみる。

すると、今のところほとんどの場合ですが、結局いい感じになることばかりです

面倒に感じても、一度は試して、帯域を何らかの方法で埋めてみることをお勧めします

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