ALBUMの作り方その6〜作業の区切りの付け方

数曲ずつクラスターにしてミックスを追い込んでいく作業

まずは第一グループの3曲がひとまず完成しました

完成したと言っても、音量など細かい部分でバラツキはあります

一体どういった基準で区切り、次の作業に移ればいいのでしょうか

やりこんでいる人なら、経験と感覚が教えてくれるわけですが、あえて言語化する作業をすることで、自分を見つめ直してみましょう

無意識の部分が意識できるようになれば、少しでもコントロールできるようになれば、もう一歩、作曲家として成長できるのではないでしょうか

まずどこで区切るかというと、疲れた(笑)という感覚があります

筋トレと一緒で、疲れたということは自分の持てる力を使い切った感覚です

それ以上、バーベルを持ち上げようとしても持ち上がらない

定期的に運動しよう

限界までアイデアと技術を出し合ったというサインになるでしょう

これはとても主観的な基準で、訓練によって強化することが可能です

そして、このブログで何度か書いていますが、質感が揃った感覚があるということ

ムード、といった方が抽象的だけどわかりやすいかもしれない

ドラム、ベース、上ネタ、ボーカル、このように大きいパーツごとに考えましょう

音質、明るさ、スピード感など、同じアルバムに入っていてもちゃんと仲間と思えるかが大事です

もちろん、明るい曲、暗い曲、速い曲、遅い曲はあります

例えば、暗いトーンの作家性がある人なら、明るい曲でもなんだか寂しげな影があったりします

速い曲だから、アゲアゲとは限りません。テンポは速いけど、ダークなアンビエンスと共に、陰鬱な曲というのもあります

そういう部分がちゃんと表現できているかが大切です

今回のアルバムで、次にクラスターにするのはアンビエント系のストック曲4曲で、ドラムがありません

アンビエントとダンスミュージックが同じアルバムし入るのはあまりないことですが、以上の通り、統一感さえあれば、あとは曲順で演出できると考えるので、私はあまりそのことは心配しておらず、とても楽しみです

頭の中には既にいくつかアイデアがありますから、早速取り掛かってみましょう

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