ALBUMの作り方その7〜ドラムのない音楽

DTM(desk top music)といえば、HIPHOP,EDMなどの音楽が主流で、もちろんポップスやロックなどもありますが、クラシックやアンビエントなんかも作れます

クラシックの楽器の音源も以前とは比較にならないくらい本格的な音が出るようです

アンビエントは別にドラムがないと決まってるわけではありませんが、皆さんどうですか? なんとなく、イメージとしては、静かで、フワーッとしたやつ、といった感じではありませんか

眠りとか、ヨガとか、そうった類(たぐい)によさそうなやつ。正確にはいくつか定義みたいなのがいくつかあるようですが、あまりそういった細かいことは、まあ、よしとしましょう

さてアルバム制作ですが、3曲の編曲が終わって、次に4曲、アンビエントっぽい曲をまとめていきます

曲をノートに書いておこう

適当に3分くらい楽器を弾いて録音したやつ、3トラックぐらいのものばかりです

音の変化を楽しむためにたくさんエフェクターをかけたりして遊んでいきましょう

私のおすすめの作り方としては、まずはテンポは気にしないで、自分が気持ちいいと思うテンポで自由に演奏してみることです

DTMで音楽を作るとまずはテンポを設定して、120とか80とか、それからスタートといった感じですが、アンビエントではテンポを知らせるクリック音もオフにして気にせず、揺らぎのある、ナチュラルなテンポで録音してみましょう

テンポを表す縦線とタイミングは合っていなくて良い

楽器に自信のない人は、カリンバとかスチールドラムみたいな、音階スケールが決まっていて、適当に演奏しても調から外れない楽器がまずはおすすめです

ギターやピアノでも、あらかじめ好きな音程をいくつか選んで、ここだけを弾くぞ、と、きめて、タイミングと弾く強さ、音の順番に気をつけてゆっくり演奏しましょう

それで適当に3分ぐらい弾いたら、今度はそれをヘッドホンで聴きながら、それに合わせてまた違うトラックに重ねて録音していきます

これで3トラックぐらいできたら、それで準備完了。あとはエフェクトをかけまくって遊びましょう

ディレイやフランジャーなどは、普通なら設定してあるテンポと同期してきちんとしたリズムで反応しますが、このようにピッチを無視した録音物にかけると、より複雑な響きが現れます

フェクト祭り

さらにリバーブなどのプリセットでツマミがグリグリ動くようなものを当ててやると、不規則な音の揺らぎが現れてきます

今回使ったのはSpecOps

そうして空に浮かぶ雲や湖の煌めきのような、なんともいえないフワッとした音楽を作って、コンプやイコライザーでお気に入りの手触り、耳障りになるように質感を調整してみてください

ドラムに使うのとは結構違います。音圧というより音色の変化に注目します

隠れた質感を出す

テープリールやアナログレコードの音をシュミレートしたエフェクターなどを使っても、暖かくていい雰囲気が出るので、ぜひ活用してみてください

効き具合のエンベロープを描いてみると、より変化を楽しめます

テープ系のエフェクトで古い感じの音にしてみる

機械的でクールな音を作りたいときは、モジュラーシンセがおすすめですが、それはまた機会があれば紹介しようと思います

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