アンビエント2曲目は単純なピアノループの曲です
2トラックだけ。ループと適当に被せでポロロンと弾いたやつ
どうしようか、と思うわけですが、こういうときはとにかく、思いつく限りのきっかけがあればなんでも試してみます
昔 max for live を勉強してた時に教わりながら作ったシーケンサーがあったから、それを使ってみようと思って探してみたものの、見当たらない
そこで、まあせっかくだから備え付けのものでいいので何か max for live の音源を使ってもう1トラック作ってみよう。そこから勢いをつけて、やっていこうじゃないか
という感じで、スタート!

ableton12で新しく導入されたGranulator III – Robert Henkeをまだ使ったことがなかったので試してみることに
こいつもとうとう第3弾まで出たのかと。私は正直、音があんまり好きじゃないのですが人気なんでしょう。 なぜなのか
適当に弾いてみるもやはり気に入らない。だけど、消すのも忍びないので他のエフェクトで誤魔化すことにしました

この誤魔化す奴らも変な音。max for live って使いにくい音ばかりだけどまだ存在してるってことはさぞかし人気なんでしょう 私が変なのかもしれませんな!
さあ、なんだかんだ文句を言いつつも、ドローンっぽい連続的な音、ストリングスみたいな感じの音ができました
曲の展開、というほど大層なものでもないのですが、少しボリュームのエンベロープをかいて、流れを作ってみました

赤い線がボリューム、音量のレベル なんとなく、起承転結ふうになっているでしょう
ここまで書いた通り、最初はmidiで弾いてみたのですが、追加でいくつかエフェクトを入れているので、打ち込みの部分以外でも、最初から最後までずーっと音が鳴っています
次はメインのピアノトラック。ノイズのプチプチ音が入っていますが、どこから入ったのかは忘れました
もしかしたら録音状態が悪かったのかもしれない
しかし、この音は何かビンテージな雰囲気があり、いい感じなのでこれを活かした感じにしようと思います
こういうのにリバーブを強くかけちゃうとノイズのプチプチ音が散っちゃって台無しになります
何度もリバーブを試してみるも、やはりだめ。ドライな質感にします
コンプとイコライザー、あとはドライブっぽいエフェクターで乾いた感じに仕上げます
最後に被せのピアノ。こいつは思いっきりリバーブをかけてやろう
そうするともはや被せのピアノとは呼べない。質感が違いすぎるから
鐘の音のようになりました。遠くで鳴っている
ああ、と思います。これは普段部屋で聴いている環境音にそっくりだ
今住んでいる町は夕方になると、もう帰れ、という鐘の音が鳴るのです
もちろん本物の鐘ではなく、道路などに設置されているスピーカーから鳴るのですが
勤め人ではないので、いつも家でそれを聴きます
そして、音楽を作る、ということは、自分が聴いたものを、いったん自分の体というフィルターを通して再構築しているんだなと思うのです
今日も、もうすぐその鐘の音が鳴りますな
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