ALBUMの作り方その9〜レイヤーとして重ねる

アンビエント3曲目、と言いたいところですが、なんと動画を撮って編集したやつを消してしまいました

大体のところで言うと、陰影をつける、というテーマで作ったので、後日再ミックスする際に改めて記事にします

読者、視聴者の皆さん、申し訳ありませんでした

で、今回で4曲目、アルバム制作のアンビエントグループ最後の曲です

今回のテーマは、重ねる です

これはドラムとベースを重ねる、とかではなくて、コピーに近いものを重ねていって、十二単衣みたいな感じで、2重、3重に見える、聴こえるといった効果を目指すものです

出し惜しみしないで、1曲に全部手法を入れたらいいのではないかと思うかもしれませんし、実際色々混ざっているのは事実ですが、大きなテーマを一つ掲げておかないと、迷子になってしまいます

なんとなく出たとこ勝負だと、どれがいいかな、とか言いながら、無数にあるエフェクターの、無数にあるプリセットを聴き比べ、何時間も消費してしまいます

それは流石にちょっと時間の無駄だと思いますから、1曲1アイデア、という気持ちで、テーマを絞って作曲、編曲、ミックスすると良いでしょうな!

重ねるということで最初に思いついたのはフィールドレコーディングです

早速ベランダから外の車の音を録音しようとしたのですが、ちょっと考えて、部屋の中で、マイクを立てて、今やっている曲を録音しようということになりました

ちょっとバカにみたいな方法ですが、せっかく今年はいいマイクを買ったのだから、どんどん使っていこうじゃありませんか

スピーカーから流れる曲の他に、外の車の音や、マンション下を走る地下鉄の響き、パソコンのファンのノイズなど、普段はうるさくて、消えてなくなればいいと思うような音たちまでしっかり録音できました

これをさっきの曲に重ねると、ヨシヨシ、うまく重なって、音に厚みが出てきました

さらに今回は、センドリターンのトラック、普段はリバーブとディレイですが、これらもレイヤーっぽく処理して、重なってる感を出していこうと思います

リバーブの方はプチプチ音みたいなちょっとデジタルな音に変えて、ディレイはざーっというノイズになるようにいくつかエフェクトをかけます

元々は3トラックだったのが、こうしていくことで、5、6トラックあるような、重なりを感じる曲になっていきます

アンビエントは基本、暇な音楽、ゆっくり聴く音楽なので、多少音が多めに重なっていても、うるさくなければまあ大丈夫でしょう

注意として、あまりに違った音は重ねずに、原音から派生した、関連がわかりやすい響きの音を重ねましょう 精度の悪いユニゾンみたいな感じです

というわけで、今回はいろいろな音を重ねて、厚みを出してみようのコーナーでした

明日から、アンビエント4曲のミックス2巡目、飛ばした3曲目を中心にやっていきます

引き続き、よろしくお願いいたします

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