エフェクターの基本のき、というべきイコライザー
某グラミーエンジニアも、オーバーミキシングに注意せよ、といい、イコライザーとコンプのみでのシンプルなミックスを推奨しております
プラグインを買いまくったことを正当化するために、1トラックに8個もコンプをかけ、全てのトラックにsoundtoysのdecapitatorをかけまくっていませんか?
以前も一度記事にしたのですが、イコライザーについて、再び、私が今わかっていることをお伝えしていこうと思います
大きく2つに分けると、ビジュアライザー付きのやつと、ツマミだけのやつに分かれますね
具体名があった方が都合がいいので、FabFilter Pro-Q 3と、abletonについてるEQ3で考えてみましょう
Q3みたいなやつは、気に入らない音を削るのに適しています
気になる部分の周波数を見つけて、そこの帯域をどれだけイジるかの幅を決めて、カット、またはブーストする
対してEQ3みたいな3バンドしかないイコライザーは、ハイをガッツリ出したいんだ、とか、ドンシャリ(やたら低音と高音だけ強調することで、音質は劣化するように感じるが勢いのあるサウンドに感じる。漫画のバトルシーンで殴り書きみたく絵が荒れることに近い感じ)にしたいとき、ドラムのパーツ、キックを前に出したいとか、というのに相性がいいですね
そんなのはQ3だってできるし、多機能な方がいいのでは?という意見もわかりますが、パラメーターが多いと操作が大変ですし、狙った音にならないこともあります
イントロのボーカルにちょっとローパスかけたいなんて時は、いちいち帯域を選んで、カーブを選んで、、みたいなことをせずに、3バンドのハイだけ落としちゃえば済むわけです
シンプルなやつで、カーブの特性もわかりやすいイコライザーの方が、予測可能なぶん、作業がしやすい場合もある、ということですね
細かい作業な必要なのは、ヴォーカルの録音をしたけど部屋の反響音がノイズとして入ってしまったとか、エフェクターで音作りをして、気に入った音色になったものの、余計な音が少し混ざってしまった、とか、空気感を入れたいので超高域を少し上げたいとか
そいう時は3バンドでは上手くできません
もうちょっと細かくみていくと、ハードの機材の、グライコってありましたけど、細いフェーダーが帯域ごとに20本ぐらいついてて、、上で説明した2種類の中間ぐらいのやつ。あんまりプラグインで見ないけど、あの音、いいですよね
最近は、ザ・マシーンみたいな見た目がかっこいいこれが気に入っています
ちょっと冷たくて硬い音という印象で、トラップとかに相性が良さそうです
左右の広がりだったり、ベースmonoがついていたりと多機能ですがグラフィックはありません
その代わり、いくつかのメーターがついているので、それを頼りにミックスすることになります。商業スタジオとかにあるイコライザーを再現した感じです
これを使っていると、なぜかあのグライコを思い出します。というわけで、今回はイコライザーについて、前回では説明できなかったこと、それから最近のお気に入りを紹介しました
ぜひ、スタジオに入ったような気分になって、かっこいい曲を作っていこうではありませんか
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