どんなにダメな計画でも、ないよりはあったほうがいい
これはペイパルの創始者の1人であるピーター・ティールの言葉です
今回はリミックスコンテストの作曲を題材に、計画について考えてみましょう
まず最終系のイメージを考えましょう
ボンヤリとしたものでもいいです
リミックスは大きく分けて2パターンあります
1つ目はアカペラをそのまま使って、曲を差し替える方法
もう一つはボーカルを短く切って、ハウスやテクノのトラックに乗せて、クラブ仕様にする方法
今回は、2つ目のボーカルを短く切る方に挑戦してみることに
4つ打ちの曲で、シンプルでミニマルというよりは、色々楽器を録音したりして、色鮮やかな曲にしてみようと思います
これは目標であり、続いて、それを達成するための計画を立ててみましょう
まず適当な拾い物のドラムをアカペラの長さ分貼り付けて、アカペラの展開に合わせたmidiコードを貼り付けていきます
それから、アカペラの英語の意味を調べて、使えそうなフレーズをカットして、テクノ風にループとして貼り付けます
適当な音色を決めたら、ピアノやギターなどを弾いて、録音しながら被せていきます
ここまでできたら、質感調整しながら、展開のつなぎ目が自然に繋がるように埋めていきます。ドラム音源の差し替え、録音の録り直しなども行う
手順ごとにかける時間は1日か2日。1週間以内には完成させたいです
なんだかローファイな感じになりそうです。いつもの手順という感じですが、書いてみると、完成した曲にイメージがずいぶんしっかり見えてきます
今の段階の音源を貼っておきます。ピアノを録音して、もう少しギターか何かを録音したいと考えているところです
まだ結構ギクシャクしています。でもここまでできれば、あとはあまり深く考えずに、気に入らないところを直していけば完成しそうです
計画は途中で変更になっても構いません。まず計画を立てるのが大切です
なぜでしょうか
なんとなく始めてみて、行き当たりばったりで進んでいく。よくいえば臨機応変というやつですが、ある程度まで進んでくると、方向性が定まらずに何度も大きく上ネタを変更したり、スネアの音色とかをいつまでもいじったり、、、
スピリチュアルになってきたりもします。掴んだと思ったら消えてしまった。霧の中を彷徨うような、、
そういう部分はあって然るべきですが、どこかで線を引いて、さくさく進んでいかなければいけません
わかりやすく考えると、ビルや家を建てるようなものです
完成のイラストがあって、耐久性やら間取りやらの計算、図面を作って、必要な材料を発注して、日程を決め、人員を確保して、給料を計算して、採算の取れる価格を決めて、いけそうだとなって、スタートするわけです
なんとなくコンクリートを積んで行ったら、ビルができました。というのでは、なんだか危なくて、そのビルに入居したくありません
建築に限らず、もっとクリエイティブというイメージの小説や漫画なども、大まかなストーリーがあり、登場人物、整合性、下書きなど、案外計画的に進められています。もちろんある程度軌道に乗ってくると、登場人物が自然に動く、みたいなこともあるでしょう
一本の大きな柱を立てておいて、状況に応じて、逸脱や奇策を講じるというのが、いい意味での臨機応変ですから、はやる気持ちをグッと抑えて、コーヒーでも飲みながら、メモ書きにでも計画を書いてみましょう
結局いつもやってる手順になるかもしれませんが、改めて書き出してみると、見通しが良くなってくるし、改善点やアイデアも湧いてきます。ぜひ、計画を立ててみてください
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