今回は、実際に手触りのある、リアルの楽器を演奏して、それを録音して作曲しようという回になります
さまざまなソフト音源、プラグインエフェクト、MIDIコードのパックにサンプルファイル
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パソコンで使いやすいようにリアルの楽器をソフトウエアで再現したりして、高価な楽器やエフェクターを買うことなく、さまざまなサウンドを作るために発達してきました
MIDIコード集やサンプルファイルなどは、さらに便利に、音楽理論に沿ったコード進行や、高音質で録音した演奏の断片、組み立てさえうまくやれば、素晴らしい曲ができます
さらにはミックス、マスタリングなどにおいてもAIを駆使したり、ソフトウエアのマスタリングツールにはさまざまな種類があり、それらのプリセットを当てはめて気に入ったものを選ぶような作業が主流になりました
このような作曲の補助を手厚く受けていると、音楽のルールみたいなものに慣れてきて、自分でも何か演奏できそうだ、という気持ちになってきます
エフェクターなども、本物は一体どんな音がするのかな、と気になって、安物でもいいから何か一つ買ってみようか、という感じで揃えていくと、いよいよ本当にプロ音楽家になったような気分で、盛り上がってきます
例えばコードなどは覚えておくことができなくても、メロディーの構成音に対して不自然でない音階を2つ3つ、多くて6つくらい選んで同時に鳴らせばいいわけで、先に歌さえ作ってしまえば、そこに洋服で着飾るが如くコードを並べることができるでしょう
歌を作る際でも、midiキットやサンプルファイルをループして、まずは歌メロをその調の中で考え、録音する。アルペジオやギターソロなんかも作って、コードもさらに重ねて録音してみる。最後に元のループ素材を自分の演奏に置き換えると、完全なオリジナルが出来上がります
家を建てるときの、仮組みのようなもので、ガイドとして使ってみましょう
スラスラと演奏できる必要はありません。少しずつ、ワンフレーズでもいいから録音して、ファイルをくっつけていけばいいのです。後からリバーブやディレイをかければ、スムーズにつながっているように聴こえます
でも、そうやっているうちに、だんだん演奏もうまくなっていくでしょう。スラスラ演奏できたら、かっこいいですよね
実際に録音してみると、意外なノイズが入っていたりで、清潔なデジタルの世界とは違った音が聴こえてきます
ノイズを消すために色々考えるもよし、ノイズを活かして新しいサウンドを追い求めるもよしです。あなたの音楽が、もっと深いものになったことは間違いありません。
ぜひ、色々録音してみてください
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