環境音とambient musicの風景

久々の更新です

今回は、アンビエントミュージックと制作環境の関係について考えていきます

我が家はとにかくうるさい。こうして記事を書いている間にも、外は何やら工事の音で騒がしい

思い返してみると、実家は農家で、生まれた時から外ではトラクターやら大型トラック、農機の作業する音でうるさかったので、どうやら無意識にうるさいところの方が落ち着くようです

音楽を作るにあたって、このうるさいというのはかなり邪魔です

普通はね

しかし、アンビエントというのは何度もこのブログで書いている通り、環境音と密接な関係にあります。実際に環境音とミックスさせて作ることも多いですし、そうでなくても着想を得たり環境音に混ざって聴こえた時を想定して作ったりします

だから、ザ・スタジオといった感じの防音の効いた部屋だとかえって作りにくいこともあるのです

こうして書いている間にも、外からいつもの騒音が入ってきます。トラックのバックするピーピーという警告音や、荷下ろしするときのガツンという音、道路を行き交う車やバイク、救急車のピーポー、地下鉄の通る地響き、、、

たくさんあるのですが、改めて聴いてみると、聴き馴染みのある音ということに気がつきました

より専門的にいうと、決まった周波数、リズムの音ということです

つまり、私は無意識に、この決まった周波数に合うように、音程やリズム、あるいはハーモニーに至るまでを決めている可能性が高いのです

よく、人生を変えたければ環境を変えよ、なんて言いますね。山の中で作るのと、都市の道路沿いで作るのとでは基準となる周波数が違うということです

では、音楽性を変えたいときは引っ越さないといけないのかというと、それは大変です。引越し先でトラブルがあった時、また引っ越すとなるとお金もかかりますし、気軽には行動できないでしょう

ここまで書いたことを手掛かりにするなら、引っ越せない時でも改善のためにやれることはあるはずです

フィールドレコーディングをして、そのサウンドを聴きながら作るとか、ソフトな音量でラジオを聴きながら作曲するとか、部屋を模様替えしたり、家具を変えたり、窓の締まりをよくする、カーテンを2枚に、、

周波数も変わるし、見た目も変わればいいのですから、このようにすれば良いでしょう。もちろんいきなりロサンゼルスに行っても構いませんが、今の部屋でもできることはたくさんあるはず

ちなみに私の知っているギリシャのトラックメイカーのDefmute氏は作曲用とは別のモニターに映像を流して作曲していました。おしゃれな映像を見ながら作るというのはよくある手ですから、よかったら試してみてください

さて、今回はアンビエントという枠を超えて、作曲と制作環境について考えてみました。お役に立てれば幸いです

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