みなさん、ランサーズ、ご存知ですか
クラウドソーシングサービス、音楽家に限らず、イラストレーター、ホームページ制作など、
さまざまな職業のお仕事マッチングサイトです
今回は、そのランサーズに作曲募集の案件がありましたので、
それを題材にして、歌詞からメロディを作ってみましょう
https://www.lancers.jp/work/detail/4896553
4小節、8小節、16小節、、、
大体の場合、4の倍数で構成していくことが多いので、
まずこの歌詞を見たときに、あっ、3行ごとにまとめてあるけど、どうしよう、と、出足をくじかれる方も、多いのではないでしょうか
3小節づつ構成していく方法もありますが、ちょっと難しそうですし、まずは4小節の中に、3行の歌詞を当てはめていくことにしましょう
上の写真が、実際に作ってみたものです
縦線のグリッドが8分割で、わかりにくいですが、選択されてる範囲が4小節だと思ってください
1番下、紫のaudio13がボーカルです
最後の1小節、歌がないのがお分かりになるかと、思います
そこで余韻を残すようにして、後で声にディレイをかけてみたり、ドラムフィル、シンセのフレーズなどで埋めても良いでしょう
歌詞カードの方には、2箇所、ああ、wow、という掛け声的な部分があるので、その部分だけ、4小節目に組み込んでいけば、良いアクセントになりそうです
もう一度歌詞を見てみましょう
短い歌詞で、サビなどが明確でない感じがします
そこで、大まかに起承転結に分けてみましょう
以前構成に関する記事でも書きましたが、静かな感じから始まって、大体曲全体、6割くらいの長さで大きく落とす
ここに大きな転換点がきて、大サビ、ラストとなると考えます
大サビでは声が一番高くなるようにする、甘いメロディにするなど、その曲の1番いい部分が来るようにしましょう
今回は、重いこころが、のブロックで大きく落とします
次の、また夢に、のブロックで一番ピークがくるようにする
このくらいで良いので、まずは大きな視点から眺めて、全体の構成を大まかに把握しておきましょう
予定に変更はつきものですが、どんなにひどい計画でも、ないよりは、あったほうがいいのです
そうしていよいよ録音に、取り掛かっていきます
MIDIでポチポチ打ち込んでいくのも、いいでしょう
ただし、最後には歌になって、ボカロでも人間でも構いませんが、歌いますので、声という楽器で表現したときにうまくいくようにメロディを作っていきましょう
まずは、コードを決めてしまいましょう
作曲ソフトに入っているキット、フリーでネットに転がっているサンプルキット、ギターで弾いてもいいので、何か一つ、コードを決めます
今回は、このA minor の、コード、こちらを作曲ソフトに貼り付けて、音を流しながら、メロディを考え、実験をしながら、少しづつ録音していきます
このコードにある音程を使えば、まずは大丈夫
色々試しながら、少しづつ、録音していきましょう
今回のランサーズのお客さまは、こちらの歌を参考にしてほしいとのことでした
アニメソングと山下達郎を混ぜたような、今のトレンドのメロディです
特徴としては、音程の振れ幅が大きいことでしょう
急に、グン、と、高い音になったりします
ドドドドれれれれミミミミ、みたいに、同じ音程が連打でくることがありません
藤井風さんなんかも、声は低いものの、同じような感じですし、YOASOBIも音程がギュンギュン上下します
これを、意識してみましょう
ーーーーーーーーーーー
さて、今回もう一つポイントとして、歌の始まるタイミングについて考えてみましょう
このように、1小節目の頭、ドン、と始まる少し前に、歌い始めると勢いがつきます
ここでは、柄にも、まで先に歌って、なく、の、な、の発声の部分からドン、と始まるようにしています
逆に、1小節目の始まりからやや遅れて、例えば、キック、スネア、とドラムが鳴る時の、スネアから歌い始めると、ゆったりした雰囲気を出しやすくなります
ちょっとした小技として、覚えておくと役立つでしょう
いかがでしたでしょうか
ポイントとしては、
大まかな計画を立てる
コードを貼り付ける
歌い初めに注意
まずはこの辺りを意識してみると、良いのではないでしょうか
みなさんが素晴らしい歌を作ることを、楽しみにしております
コメントを残す