ファッションショーに使われている音楽
単なるBGMとは違って、ショー全体の重要な一部であります
スピーカーがたくさんありますね
田舎風の服を着た、音楽家たちが、足音と、少しの楽器、声を使って音楽を展開していきます
映像だと分からない部分ではありますが、おそらくそれらをステージ裏で、パソコンで統合して、エフェクト処理やら、電子音の追加をして、スピーカーから出しているように見えます
パンクロックとエレガンスというイメージの強いヴィヴィアンですが、田舎の不良が着る服、というストーリーもあるらしく、自然や農民、といった雰囲気も大事にしています
そうだとすると、こういったアンビエントっぽいアプローチの音楽が、しっくりくるのが理解できました
オーガニックなのか、テクノロジーなのか、わかりませんが、少なくとも見える部分は、オーガニックなので、メッセージとしてはそちら側でしょう
そう言った思想的な部分で議論を生む、というのもファッションや音楽が幅広い人々に認知される条件なのかもしれません
オーガニックなものを生産するために、テクノロジーを使うというのは、確かにいくらか矛盾する部分を持っていますが、どちらにせよ、今から原始時代には戻れませんし、人間が完全にロボットになることもできません
両方抱えながら、前に進んでゆくしか無いでしょう
さて、動画のランウェイ、天井にスピーカーは無いようなので、おそらくサラウンドで曲を聴かせているようです
これをみて、以前から興味があった立体音響、ドルビーアトモスに俄然、興味が湧いてきました
なんとか予算を確保して、挑戦したいものです
続いて、こちらのショーではシンプルに、ドラムだけです
ドラムだけで、素晴らしい表現力、バリエーションを演奏しています
タムの音程が王国のセレモニーとかに出てくるラッパっぽい感じで、高級感があります
最初に観たショーのサラウンドとは対照的で、設備を揃えなくても、まだまだドラムだけで色々やってみたいものだな、と思わせてくれます
こちらのドラムは職人技、あちらの音楽は感性重視という感じ
以前のブログで、音楽家のファレル・ウィリアム氏によるルイヴィトンのショーを紹介しましたが、こちらはまた違ったアプローチで、見事にショーとミックスされています
どうやら音楽とファッションは、密接な関係にあるようです
音楽家として、曲の活用される場面というのはたくさんあります
アルバムを作り、ライブパフォーマンスだけが音楽家の稼ぎ方ではありません
さまざまなメディアと協力しながら、音楽の可能性を広げてゆこうではありませんか
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