自分の収入をコントロールできない音楽家は奴隷化する

音楽配信でお金持ちになれるのか

結論から言うと、音楽作品の出版やライブ興行の前に、収益分配の契約を初めにきちんと行うことです

音楽出版は今まで、レコード会社と契約を結び、販売価格と収益の分配を決めて行われていました

アーティストはレコード会社と契約を結ぶために、頑張りました

それは簡単ではありませんでしたし、レコード会社の人は今以上に、偉そうでした

それでも売れたいという気持ちがあるので、交渉で強く出ることも難しかったのです

言葉巧みに騙されて、売り上げが上がってもなかなか取り分をもらえずに、タダ働きのまま使い捨てにされるアーティストも多く、それらは大きな問題でもありました

それが嫌なら、自分で音楽出版会社を立ち上げて、CDなどの出版、ライブ運営などの経営をやるしかありませんでした

音楽ビジネスは、権利ビジネスです

最近はインターネット配信を利用して誰もが音楽を出版できるようになりました

Spotifyで配信して、Youtubeでライブする

偉そうなレコード会社にペコペコしなくてよくなりました

CDのプレス代、ライブ会場の借り賃を稼ぐためにアルバイトしなくてよくなりました

しかしこれには大きな問題があります

収益の分配が彼らにコントロールされているということです

いくら再生されたら、いくらもらえるのかがはっきりしません

100万回再生されても、3000円しかもらえないこともあります

これでは収入の目処が立たないので、事前に製作費や広告費を設定できません

まずテイラースイフトがそのことに文句を言いました

そこで、Spotifyは彼女と特別に交渉して、彼女を特別扱いすることにしたのです

山下達郎も、同じく文句を言っています

もしかしたら、彼も近いうちに特別扱いで配信されるかもしれません

逆に、Spotifyは月1000再生以下のアーティストには、交渉どころか、収益を与えないと決めました

私たちはまだ、デジタルで音楽を配信する時代の発展途上にいます

今回は詳しく話しませんが、私はブロックチェーンの仕組みがこの問題を改善してくれることを期待しています

すっかり投機や詐欺のイメージがついてしまったNFTですが、デジタルの作品に価値を与え、データが転売されても創作に対する権利がクリエイターにずっと帰属するこの仕組みはとてもいいと思います

Open seaがバンドキャンプやサウンドクラウドのような既に機能しているプラットフォームを買収するなどして、両者が合体すれば、、、と考えています

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