有名な作曲家のインタビューを読みますと、”他人の音楽はあまり聴かない”、”影響されるから聴かない”みたいなことが書いてあったりします
ははあ、そうかと思って、よし、私も真似したら有名になれるかな、などと、今までは普通に音楽に親しんできたのに、全く他人の音楽を聴かないようにしていませんでしょうか
実は私は一時期そうでした
でも最近は考えをあらためて、よく聴いています
確かに制作の真っ最中に聴いてしまうと、作品がブレる事もあるので、その辺りは気を使いますが、全く聴かないということはありません
小説家の石田衣良さんは、小説家になりたければ、たくさんの小説を読んで、編集者とやりあえるだけの知識を持つべきとおっしゃっておりました
これはこれで、説得力があります
鳥山明さんは、漫画を読まない人だったそうです
あの人がこうだから、私もこうする、みたいになるかもしれませんが、まあ、色々な意見を聞いてみて、私は最近なるべく音楽を聴くことにしました
今回言いたいことは、以上ですが、おまけとして、最近聴いてよかったと思った曲を以下に紹介していきます
よかったらチェックしてみてください
これはラップの原型となったアルバムの一つで、70年代初めにいくつかこういった作品が出て、ムーブメントが始まったそうです
New York, New Yorkという曲は特に有名で、知ってはいましたが、あらためてちゃんと聴いてみました
ラップの元祖ということで、言葉の部分に注目が集まりますが、パーカッション、口でリズム、というシンプルな伴奏も素晴らしいと思いました
本人たちの経済状態は分かりませんが、このほとんど何も持ってないけど音楽で伝えたい、みたいな部分に共感して人達が多かったからこそ、名盤と呼ばれるようになったのでしょう
今やヒップホップはギャングやキンキラキンのマネーのイメージですね
ここからみんなで頑張って、お金を稼いだわけで、感慨深いものがあります
ちなみに彼らは今でも元気に活動中で、ダブっぽい音楽を作っているようですから、よかったら聴いてみてください
https://thelastpoets.bandcamp.com/album/understand-what-dub-is
さて、お次は、今、流行中、アフリカの音楽です
トゥアレグ音楽、砂漠のブルースなどと呼ばれているようです
彼らのホームページはこちら
同じジャンルから今度は女性アーティストです
彼女たちのホームページはこちら
初めに紹介した70年代のニューヨークと並べてみると、面白いですね
ニューヨークに連れてこられたのは、奴隷としてのアフリカの黒人、そしてパーカッション
対して、アフリカには、フランスやイギリスの軍隊が、ギターを連れてきたというわけです
抑圧云々の話はここではしませんが、それにしても、音楽のしぶとさといったら、ゴキブリどころの話ではありませんね
どこであろうと、種がまかれ、必ずその根をおろすのです
このアフリカのみんなも、音楽のちからでお金をいっぱい稼いで、キンキラキンになったところを、早くみてみたいものです
我々も、音楽のちからで、お金儲け、キンキラキンになろうではありませんか
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