イーキュー、イーキューってよく言いますけど、一体なんのことでしょうか
パソコンで作曲することをDTMと言ったりします
DESK TOP MUSICの頭文字をとってそのように書きます
卓上音楽ということでしょうか
この言い方は日本だけ、というほどではありませんが、海外ではあまり使われません
そして、次くらいによく耳にするのはEQ、イーキュー、ではないでしょうか
これはイコライザー、equalizerの略語です
均衡を保つもの、という訳しても良いでしょう
DJミキサーなんかにもついております
簡単にいうと、高い音、真ん中、低い音の大きさを調節する道具であります
上の写真のように、3つのつまみで調節できるやつは、3bandEQと言います
それともう一つ、グラフィックequalizerという種類もあります
グライコ、と略したりしますが、最近はあまり聞かないかもしれません
これはもっと細かく調節できるやつです
大きく分けて、これら2種類のEQを覚えておけば大丈夫でしょう
そしてパソコンソフトでのEQはこの通り
上に3つ、下に2つ、ツマミがあります
上が音の高さごとの音量調節
下が、その音の高さの区切りの調節です
8つまでポイントを決めることができて、そのポイントの音量を調節できます
これは視覚的にもわかりやすいのではないでしょうか
abletonにはもう一つ、チャンネルEQというのもついています
3バンドEQをもっと視覚的にわかりやすくした感じで、最終調整でフワッと高音を上げて、音を前に出したいなあ、みたいな感じで使います
EQは基本的なエフェクターだけに、使い方は実に奥深いものがあります
キックを前に出したい時に、ローのつまみを上げてやる
DJで次の曲につなぐミックスの最中に、それぞれの曲の低音が被って出過ぎないようにローを下げてやる
作曲していく中で、重ねた音が被って混乱しないように調整する
ハイとローをカットして、ラジオボイスのような質感を作る
などなど、さまざまな用途があります
さらにエンベロープを描く、みたいなことを追加して考えるともっと多彩な表現ができるでしょう
エンベロープについては次回以降に触れたいと思いますが、無限の可能性を持つ、強力な味方、イーキューであります
みなさんもぜひ、グリグリと、つまみを回して、自在な、素晴らしい音楽を作ってみてはいかがでしょうか
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