昔は、ドラムマシンでリズムを、シンセサイザーでコードを、そしてボーカルを、ハードウエアのマルチトラックレコーダーに録音して、ミックスダウンをして、それをCDやDAT(DATとはすごい音質のいいテープみたいなやつ)に録音して、それをマスタリングエンジニアさんのところへ持っていき、マスタリング用の機材で最終調整して、やっと完成したものです

それが今や、全部の工程を、パソコン上で、いっぺんに完結できるようになりました
しかし今でも、昔ながらのマスタリングをやっているアーティストもたくさんいますし、オンラインマスタリングなど、便利なサービスも普及しています
今回は、この2ミックスからマスタリングをやってみようというわけです
すでに固まった2ミックスのファイルからの作業になるため、ミックスの明らかなミスなどあっても、修正できず、妥協を余儀なくされたり、つぎはぎのようなテクニックを使ったりする必要があるでしょう
何事も挑戦です
いつもと違った発見があるかもしれません
というわけで、まずはableton liveにて、2ミックスを作りました

今になって思えば、この状態が一番マシだったかもしれません、、、
迫力は全くないですが、全ての音はバランスよく出ています
このファイルを、Protoolsに貼り付けて、ゴニョゴニョといじってみました

さすが業界標準機だけあって圧縮しても音が綺麗に大きくなります
スネアの連打の部分が潰れてしまいました
耳が疲れていたようで、キックにばかり意識が集中して、見逃して(聴き逃して)いたようです
ここまでの作業は寝室にあるパソコンで行って、これでいいかな、と思ったのですが、せっかくだからとリビングのパソコンでも聴いてみたところ、全然思ったのと違っていましたので、この音源からさらに調整することにしました

結論から言うと、エフェクトのかけすぎでした
音圧を上げすぎて、キックがどんどん後ろに下がってしまってグルーヴ感が全くなくなってしまいました
スネアの連打もぐちゃぐちゃになってしまいました
昨日は1日中パソコンに向かって、夜ふかし、してしまいました
没頭すると、ろくなことはありません
とりあえずパッチワーク的に、新しいキックを上から貼り付けて、誤魔化しましたが、聴きにくい感じになったのが悔やまれるところ
今日は散歩して、耳を休ませてきました
次回はもっといい結果になるように、事前に計画を立ててみようと思います
いかがでしたか
みなさんも、ぜひ2ミックスからのマスタリングに挑戦して、素晴らしい技術を身につけようではありませんか
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