結論から言うと、あなたは疲れており、適切な休息をとったり、強弱、距離感を感じ取るエクササイズ、今まで聞こえなかった音があること、盲点ならぬ盲音の解消が必要であるということでしょう
自分の耳を信じなさい
よく言われることです
サウンドミックスをしていると、音の大きさや、エフェクトのかかり具合など、どのぐらいにしたら良いのか、判断に困る場合があるでしょう
シンセの音作り、ギターサウンド、ドラムの音色、、、1曲作るのに、決めなければならないことは、無数にあります
メロディや構成はコード進行などを勉強して、脳みそで決めれば良いのですが、音そのものの質感や配置などは耳で判断する必要があります
熱中してしまって、一晩中ミキシングして、明け方にやっと完成した!と思って次の日聴くと、全然おかしなミックスでした、ということはよくあります
疲れて、感じる能力がぼやけてしまって、こんなことになってしまうのです
せいぜい、続けてパソコンに向かうのは2時間かそこらでしょう
30分おきに、背伸びぐらいして、休み休み、やると良いでしょう
一気に30分で、勢いで、最後までガーっとやる、というのも、荒さが良い方向に行けば、効果的なやり方です
手元に生楽器を持っておくことも大事です
生楽器の音はとても良い基準音になります
まあ、これはよくアドバイスされることです
既に意識し、実践されている作曲家の方も多いでしょう
私が今回おすすめしたいのは、フィールドレコーディングです
外に出て、散歩でも、あるいは駅前にでも行って、好きな場所で、3分とか、長い時は30分とか、録音してみましょう
スマホでも良いですが、できればステレオで録音できる小型のレコーダーがよいでしょう
おうちに帰って、それをイヤホンなどで聴いてみると、実にたくさんの音があることに驚かれるのではないでしょうか
もっというと、録音するぞ、と思って外に出ている最中でさえ、耳が敏感に、今まで無視していた音が聴こえるようになります
これは一体どういうことでしょうか
我々の脳は、非常にエネルギーを使って活動しています
ですから、効率的に、いろいろな情報をチョイスしながら、身の回りの情報を理解しているのです
何気なく散歩する時、必要なのはせいぜい緊急に車が迫って来る音とかです
鳥の鳴き声、ピーピー、カアカアなってるな、くらいでしょう
行き交う人々の話し声も、意識していなければ、ざわざわ、みたいなざっくり認識しています
でも、改めて録音してみると、とてもたくさんの音があることに気がつきますし、今まで聴こえていた音も、よりはっきり聴こえてきます
というわけで、私も外に出まして、録音してきました
どうでしょうか
遠くの救急車、さまざまな鳥の声、人々の会話とその対象の動き、水、世界はこんなにも、広くて、音で満ちています
そうやって気づきを得たところで、エクササイズとして、この録音した音をなぞるように、自由に音をのせてみましょう
パソコン作曲ソフトにこういった録音ファイルを貼り付けて、シンセサイザーや、パーカッション、映画の効果音をつけるように、なぞっていきます
これが、アウトプットになります
インプットと、アウトプット
いかがでしたでしょうか
皆さんのアウトプットをぜひお聞かせください
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