Disquietって知ってますか?
Marc Weidenbaumさんによるアンビエントミュージックのブログ
ブログだけでなく、週一回、作曲企画も催していまして、私はそこに参加しながら、アンビエントミュージックを学ぶことができました
例えば今週のお題はこんな感じです
- ジュント・プロジェクト0635:「ラウンド・ザ・ベンド
課題: あなたはデュオを組んでいて、バンドメイトは列車です。 - ステップ1:トッド(トースター)・エリオットが録音した、通過する列車の1分弱の短い録音を聴く:
https://soundcloud.com/disquiet/train-source-1 - もしよければ、10分強の長い録音も聴いてください:
https://soundcloud.com/disquiet/train-source-1020 - どちらもダウンロード可能です。
- ステップ2:フィールド・レコーディングをリズム・トラックとして使って音楽を録音する。短い方を使ってもいいし、長い方の一部を使ってもいい。最終的な作品では、オリジナルが聴き取れるようにしてください。
- https://disquiet.com/2024/02/28/disquiet-junto-project-0635-round-the-bend
アンビエントとは、主張のない音楽
聴いてくれ!という意気込みを排除した音楽です
なるべく自然に、風景に溶け込まなければなりません
ですから、Disquietの今週の企画は、フィールドレコーディングで録音した環境音が聴こえる範囲で、主張を抑えなければなりません
フレーズの決め方も、とてもシンプルです
ドミソ、と決めたらずっとそれを繰り返します
ドミソ、ドミシ、、とかやらないのです
ド、だけでもいい
至極、簡単ではありませんか
もう一つの特徴はリズムの決め方にあります
パソコンで作曲すると、まずはテンポ120とかに設定して、それによって全ての楽器が支配されます
しかし、アンビエントでは各楽器はそれぞれ違うテンポで演奏します

それぞれの楽器は、自分だけの一定のテンポ、で、演奏します
当然、バラバラに聴こえてきて、リズムは混乱して聴こえるでしょう
そんなのは、単に気持ち悪いだけじゃあないか、とお考えになるのも、無理からぬことです
しかし、考えてみれば、道を歩くとき、自分の足音が聴こえ、鳥がピーピーと、まずまず一定のタイミングで鳴く声が聴こえる
2つのテンポは全く違いますが、そこに違和感はあまりありません
たまに足音とピッタリシンクロして、またすぐに、ずれてゆきます
アンビエントとは、その感覚に近いでしょう
そうしたルールのもと、なるべく、自然に聴こえるように仕上げてゆく
これがアンビエントの醍醐味でしょう
いかがでしたでしょうか
音楽を作るのに楽器のうまい、下手はもちろん関係ありますが、だからといって、下手くそは音楽をやってはいけない、ということではありません
音楽の世界には、下手くそで、練習嫌いの怠け者だって、ちゃんと居場所はあるのです
人見知りで、引っ込み思案の、いわゆる陰キャでも、大丈夫
皆さんもぜひ、優しいアンビエントの世界に、潜り込んでみてはいかがでしょうか
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