結論から言うと、
①その辺に落ちているmidiキットやサンプルファイルを使う
②自分で打ち込む際は、なるべくシンプルに
こんなところでしょう
かっこいいベースを作るには、いったいどうしたら良いのでしょう
ベースはダンスミュージックに欠かせない要素です
もちろんロックやポップス、ジャズ、クラシックなど、全てにおいて大事なのはいうまでもありません
特にダンスミュージックでは、ドラムとベースだけあれば、最低限、問題なく、完成品になるといっても言い過ぎではないでしょう
なぜでしょうか
ベースはとてもシンプルで、ギターみたいに和音をジャラーン、と鳴らすことはあまりありません
ダンスミュージックは、大きな音でかけることも多いので、あまり複雑な音だと埋もれてしまってよく聴こえず、踊りにくいというわけです
リズムよく、1つ1つの音をなるべくシンプルに配置する必要があります
でも、このベース、何も考えずに打ち込んでしまうと、どうもカッコよく決まらない
いや、それどころか、どんな具合に打ち込めばいいかもよくわからない
このようにお考えの方も、多いのではないでしょうか
バンドを結成しても、ギターとボーカルはすぐに見つかりますがベースとドラムはなかなか見つかりません
ドラムはちょっと重装備ですから仕方ないと思いますが、ベースは地味なイメージもあり、選ぶ人はやや少なめでしょう
地味ではありますが、ベースが決まると、曲は一気にカッコよくなります
逆にベースがないと、どうしてもキックドラムで低音部を埋めなくてはいけないので、キックが妙に大きくなりがちで、全体として不恰好になってしまいます
ベースの打ち込みのコツは、鍵盤で打ち込む前に、楽器のベースを弾いてみることです
うまく弾ける必要は全くありません
ちゃんと音が出れば、Amazonで売っている、一番安いウクレレベースとか、中古のボロベースで十分です
ここで注意したいのは、鍵盤で弾くのではなく、楽器のベースであるということです
楽器のベースで楽に指が動く範囲で弾いてみると、ベース特有のメロディの制限がかかります
これがベースっぽさを醸し出すわけです
鍵盤だと、選べる音が多過ぎて掴みにくいわけで、単に低い音でキーボードがなっているように聴こえてしまう場合があります
他の楽器でも同じで、ギターやドラムも、特別な効果を狙った場合を除いて、実際の楽器の特性に沿った打ち込みをすると、普通にカッコよくなります
パソコンで作曲すると、いきなりmidiの打ち込み画面が出てくるので、鍵盤でなんでも打ち込もうとしますが、うまくいかなくて、挫折しがちです
メロディについても、カリンバみたいに、適当に弾いてもそれっぽく聴こえる楽器から手にとって、調性の感覚を身につけると良いでしょう
このように、ベースをポロポロと弾いてみて、そのメロディを打ち込んでみる
それから曲にあわせて修正を加えていってもいいでしょう
これが②です
①はあまり深く考えなくても、なんとかなるでしょう
プレビューでカッコよさそうなサンプルやmidiキットを選んで、シンセの音源を色々試したり、サンプルを加工していくわけです
今はたくさんの素材が、キーや調性別に分類されて、ネット上に転がっています
さらにAIによる自動生成ツール、最新式のソフトなどでコード作成も簡単になりました
ただ、このようにパーツを加工する際でも、実際のベースを触ってみたり、優れたベーシストの演奏を聴いたりすることは、非常に助けになるでしょう
そうやって基本ループ、主題的なパーツを決めたら、展開をつけるために、エフェクターやボリューム調整、主題の変形などの技を使っていきましょう
技については、またの機会にご紹介できればと思いますが、なるべく音楽理論的なものが必要ない形で使えるものを考えております
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