リズムずらしとネットで検索すると、色々なやり方が出てきます
なぜリズムをズラしたいのかによっても違ってきますが、いかがでしょうか
1/2、1/4のグリッド通りに打ち込むと、どうも機械的すぎる、のような打ち込みっぽさの軽減
ジャズのスィング、みたいにリズムをかっこよくモタつかせたい
何か新しいリズムを発明したい
などなど
ポップスミュージシャンの山下達郎氏はズラすなんてとんでもない、きちんとグリッドの上に打ち込んだ方がいいのだ、などと雑誌のインタビューでおっしゃっていました
私もそう思いますが、そう思うまでに、色々リズムずらしをしてきたことも事実です
一周回って、基本に落ち着く、という感じでしょうか
さて、リズムをズラす方法としては、大きく2つあります
1、スネアなどのパーツをズラす
2、ドラムループをずらす
1の場合はわかりやすいでしょう
グリッド上にあるスネアをマウスでドラッグしてズラします
スコーンと鳴るスネアが、ダララッ、みたいにルーズな感じになりましたね
ここだ、みたいな場所を見つけるのは、試行錯誤がいるでしょう
こういうのはいつまでも、ああでもない、こうでもない、といじってしまいがちです
しかし、あまり細かい部分で神経を使うのも程々にして、曲全体の構成などを優先しましょう
そして、2はどういうことかと言いますと、ドラムループの長さを少しだけ短くするのです
ドラムループの始まりと終わりに、黄色いマーカーをつけて、ドラッグしてズラします
ちょっとよろけたような、酔っ払ったような感じになります
少しだけズラしてやると、djプレイで同じレコードを2枚用意して、同じパートを繰り返し左右のターンテーブルでかける、2枚使いのようなグルーヴが出ます
Burialというーティストの曲もリズムがずれていることで知られています
彼はAbleton,Protoolsのような音楽ソフトを使わないで作曲していました
一般的な、ただの波形編集ソフト、音声とか、単純な作業に使うソフトを使っていたそうです
その結果、微妙にリズムがずれてしまい、独特なリズム感が出ることになりました
djプレイに使いたくても、なかなかピッチが合わせられないので、みんな困っていましたが、、、
サウンド自体の質感もローファイでかっこいいですね
これはちょっと特殊な例ですし、なかなか実践は難しいでしょう
他にはエフェクターを使ってズラす方法もあります
これは、abletonの基本エフェクト、ビートリピートというやつで、グリッジサウンドと呼ばれるような、ビートを細かく連打する加工や、リズムパターン、音色などを加工できるものです
こういうものや、フェイザーやボーカルシンセといった波形をずらすことで空間をコントロールするエフェクターを使ってもズラすことができます
エフェクターを使うと、より複雑なズラしができるでしょう
ぜひ皆さんも、かっこいいズラしテクニックをマスターして、一緒に新しい音楽に挑戦していこうではありませんか
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